電力

電力は、電気回路におけるエネルギー消費率です。

電力はワット単位で測定されます。

電力精細

電力 P は、エネルギー消費量 E を消費時間 t で割った値に等しくなります。

P=\frac{E}{t}

P はワット (W) 単位の電力です。

E はジュール (J) 単位のエネルギー消費です。

t は秒単位の時間 (s) です。

例

120 ジュールを 20 秒間消費する回路の電力を求めます。

解決：

E =120J

t = 20 秒

P = E / t = 120J / 20s = 6W

電力計算

P = V ⋅ I

また

P = I 2 ⋅ R

また

P = V 2 / R

P はワット (W) 単位の電力です。

V はボルト (V) 単位の電圧です。

I はアンペア (A) 単位の電流です。.

R はオーム (Ω) 単位の抵抗です。

交流回路性能

式は単相 AC 電源に適用されます。

三相交流の場合：

相間電圧 (VL-L) を式に使用する場合は、単相電圧 - 相電力を 3 の平方根で割った値 (√3=1.73) を掛けます。

ラインがゼロ電圧の場合 (VL-0) は式で使用され、単相電力を 3 倍します。

真の力

実際の電力または真の電力は、負荷の作業を行うために使用される電力です。

 

P = Vrms Irms cos φ

 

P      はワット単位の有効電力 [W]

V rms  は rms 電圧 = Vpeak / √ 2 (ボルト [V])

I rms   は rms 電流 = Ipeak /√ 2 (アンペア [A])

φ     は インピーダンス位相角 = 電圧と電流の位相差です。

 

無効電力

無効電力は、浪費され、負荷での作業に使用されない電力です。

Q = Vrms Irms sin φ

 

Q      はボルトアンペア無効 [VAR] の無効電力です。

V rms  は rms 電圧 = Vpeak / √ 2 (ボルト [V])

I rms   は rms 電流 = Ipeak /√ 2 (アンペア [A])

φ     は インピーダンス位相角 = 電圧と電流の位相差です。

 

皮相電力

皮相電力は、回路に供給される電力です。

S = Vrms Irms

 

S      はボルトアンペア [VA] の皮相電力です。

V rms  は rms 電圧 = Vpeak / √ 2 (ボルト [V])

I rms   は rms 電流 = Ipeak /√ 2 (アンペア [A])

 

有効電力・無効電力・皮相電力の関係

有効電力 P と無効電力 Q を合わせると、皮相電力 S が得られます。

P2 + Q2 = S2

 

P      はワット単位の有効電力 [W]

Q      はボルトアンペア無効 [VAR] の無効電力です。

S      はボルトアンペア [VA] の皮相電力です。

 

力率 ►

 

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